k03. ケムリクサ考察、例のBGMに関して
ケムリクサ考察第三回です。
DTMerのはしくれとして、第6話までのBGMについて気になったことを書いておきます。
注意 : この記事にはケムリクサ全話のネタバレを含みます
ライトモチーフ
ゲームのBGM等では、複数の曲の間で同じメロディを使い回すことがあります。これをモチーフと呼ぶことにします。
モチーフは大抵の場合、作品上の何かしらを象徴します。最も有名と思われるのはスター・ウォーズの使用例です。
ゲームにおける最も効果的な使用例はUndertaleでしょう。
どちらの作品でも複数のモチーフが使われており、それらの多くは登場人物の誰かを象徴するものになっています。
ケムリクサにおいて
ようやく本題ですが、ケムリクサのBGMには、2つの異なる曲に用いられているモチーフが1つ確認されています。
そのうち片方の曲 (α) は以下の場面で使われています。
- 1話、大型アカムシとの戦闘終了後。ED(仮)直前。
- 2話、電車の上にて。ED直前。
- 4話、ヌシとの戦闘終了後。1曲挟むがED前。
もう片方の曲 (β) は以下の場面で使われています。
- 2話、わかばくんの記憶についての会話中。
- 3話、退場済み姉妹についての会話中。
- 3話、わかばくんが位牌(?)を保護した後。
- 6話、みどりいろのけむりくさについてのシーン。
こうしてまとめてみると、αは次に進むときのテーマ、βは過去を振り返るときのテーマとして使われていることがわかります。
そして、それらに共通したメロディーが登場する…
エモい!
他のBGMについて
今の所7曲くらいの存在を確認をしています。どれも良い曲で、使い方も一貫性があって良い塩梅です。
個人的に4度堆積的な響きが好きなので、しょっちゅう流れるストリングスのやつがお気に入りです。
いつか全ての曲の使用状況をまとめたいところです。