001.爆撃仮説 – ジャパリパークは燃えているか
いたるところに不穏要素をばら撒いて来たけものフレンズ。11話で登場した爆撃機の残骸(仮)はその最たるものです。
けものフレンズ考察第一回は、この謎について検討します。
残骸の正体
そもそもこれは何なのでしょう。11話放送中からその議論は絶えなかったのですが、私は爆撃機の残骸として間違いないと考えています。
というのも、この前のシーンでこれまた思わせぶりな砲弾(爆弾)が埋まっているからです。
確かにこの残骸は輸送機とも、そもそも飛行機ではない何かとも解釈できます。しかし、砲弾についても考慮に入れると、これらのシーンで伝えたかったのは「過去に軍の介入があった」ということだと考えるのが妥当です。ならば、この残骸は(B-2)爆撃機だと考えるべきでしょう。
もう一つの裏付けとして、ミライさんのメモがあります。
メモ11.1
無事、四神を並べたので、私達はこれから下山します。何としても、私達で先に退治しないと!フレンズの皆さんを避難させてからとはいえ、この島にあんなものが…
前後の文脈から読み取ると、「パークからの完全退去」実施後に、セルリアン退治のために「あんなもの」が島にやってくる計画があったということになります。
では、そのような非常事態においてであれミライさんが憂慮するような「あんなもの」とは何なのか。あの爆撃機を含む強大な戦力、というのが尤もらしいでしょう。
その時何があったか
ミライさんがメモを残した当時何があったのか、以下にその仮説の一つを説明します。
- ミライさんがセルリアン調査のためパークに訪れる
- 自己修復するセルリアンの発生
- 「対処できなかった場合パークの完全退去」と本部(?)より発令
- 旧サーバル、カラカル達によるミライさんチーム、四神を並べ自己修復の停止に成功するも、セルリアンの討伐自体には失敗
- パークからの完全退去の後、爆撃機編隊によるジャパリパーク空爆を実施、この際一部の航空機が墜落
この一連のイベントを以下「爆撃仮説」と称します。私の考察はすべてこの仮説に基づいたものとなります。
爆撃仮説の瑕疵
11話までの時点では私の中で確定的だったこの仮説ですが、12話のメモによって疑問が生じます。
このメモが爆撃仮説4と5の間に録られたものだと仮定すると、状況に反してテンションがあまりにも不釣りあいです。いくら思い出づくりといえ、セルリアンの脅威が迫る中観覧車に乗るなど正気の沙汰ではありません。
大筋では爆撃仮説は正しいと考えているので、この点については、いずれ解決したく思います。